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外反母趾の施術

①なぜ外反母趾になるのか?

そもそもなぜ外反母趾になるのでしょうか?

もちろん骨がいきなり変形を起こしてしまった訳ではありません。

変形するには変形せざるを得ない理由があるからです。

「先の細い靴をはいたから」とはよく言われていますが、これは間違いではありませんが正解とも言えません。

なぜなら細い靴を履き続けても、外反母趾にならない人はたくさんいるからです。

ではなぜ?

問題は足の構造の弱りなのです。

足首から下の「足」は、多数の骨によりいわゆる「土踏まず」と言われるアーチ状の構造を作っています。

足根骨と呼ばれる七つの骨と、足の指に続く細長い5本の中足骨と、そして5本の指で太鼓橋のように縦横いくつもの方向にアーチを形作っています。

もちろん骨だけではその構造を維持できませんので、強靭な靭帯と筋肉でその骨格を支持しています。

このアーチ構造により足は、地面と接した際に大きくたわんでショックやねじれを吸収して、重力とうまくバランスを取れるようになっているのです。

 

②さらなる悪影響

外反母趾の及ぼす影響は、足のみに留まりません。

足の重要な役割である、地面からの衝撃やねじれを吸収し無害化することができなくなるため、膝・腰・脊椎・首その他に大きな負担をかけ、さまざまな障害を起こす原因となってしまいます。

椎間板ヘルニア、腰痛、変形性膝関節症、肩こりや頭痛の原因にもなってきます。

さらに最近、様々なスポーツ障害を起こして治療にくる、小中高校生の足に外反母趾や指を上げたまま行動している 「指上げ足」が多く見られます。

不適切な靴選びやトレーニングにより、子供の足にもこのような障害が発生することが多くなり、機能の低下した足で激しい運動を繰り返すことにより、スポーツ障害が引き起こされています。

このように外反母趾や足の機能低下は、地面からの衝撃やねじれという体にとってとても有害な影響を吸収無害化するという足本来の重要な機能が働かない原因となり、いろいろな痛み・障害の原因となってきます。

 

③外反母趾の治療方法

ではどのように対処したらいいのでしょうか?

よく親指と人差し指の間にクッション状の物を挟んでいるものを見かけますが、これはあまり解決にはなりません。

なぜなら、先程書いたとおり原因は足の構造の弱りにあるので、その結果として変形してきている指だけに対処しても根本的な解決にならないからです。

結果のみに対処しても、原因がそのままなら、なんら変わりません。

この場合改善すべきは足そのものの機能の回復です。

「足の機能」を維持しているのは、足の骨格を支えている靭帯と筋肉です。この靭帯と筋肉を回復させ足本来の機能を復活させるのが当院の治療の目的です。

そのためには、足本来の動きを取り戻し、その動きの中で正しい靭帯・筋肉を回復させていかなくてはなりません。

ところが、いったん機能を失った足では回復させようと思っても、指がすでに踏ん張る力を失っているので、正しく動きようがありません。

そこで、電気治療や手技により関係する骨格や靭帯や筋肉を緩め矯正した上で、特殊なテーピングやサポーターにより正しく踏ん張れる形に維持して正しい動きを促し、機能を回復させていきます。

④治療内容

予約制ではありません。随時受け付けしております。

・費用    3300円 テープ実費含む

・所要時間 電気療法 ・ 手技療法 ・ テープ療法合わせて合計40分程度

※基本的な治療間隔は最初の1・2ヶ月は1週間に一回、その後回復に応じて徐々に間隔を伸ばしていきます。

外反母趾はただ親指が変形するだけではありません。

土踏まずのアーチによる、衝撃・ねじれの吸収能力が大幅に低下します。その結果膝や腰、最終的に首にまで衝撃が伝わりやすくなり、様々な障害を起こす原因になります。

O脚は見た目の問題だけでなく、やはり脚や腰に様々な影響をおよぼします。変形性膝関節症が進むと、歩行にも影響が出て生活に支障を生じるようになります。

当院ではこのような従来痛みを取り去ることとの難しかった物に対し、トータルに施術していきます。

ご相談だけでもかまいません、お気軽にいつでもいらして下さい。

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